初心者がゼロワンのコスプレ衣装を作ってみました

経験も技術もゼロの主婦が、子供に仮面ライダーゼロワンのコスプレ衣装(ガワコス)を作った方法をご紹介します。

作りかた 背中

仮面ライダーゼロワンのコスプレ衣装の作り方、背中パーツです。

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装着例

 

材料

・コスプレボード 厚み10㎜、5㎜

・コピー用紙

・塗料(ジェッソ、黄色絵の具、造形トップ)

・G17ボンド

・G10ボンド

・面ファスナー

・黒い布(作り方の中で説明します)

材料についてはこちら

使ったもの ~何が必要? 材料編 1~ - 初心者がゼロワンのコスプレ衣装を作ってみましたh

 

作り方

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背中パーツは、黄色いパーツと土台の黒いパーツで出来ています。

黄色いパーツはバラバラなので、黒い土台に貼って一つの大きなパーツにし、それを背中に貼ります。

 

胸&背中のアーマーの作り方として、「着て装着する」方法があります。

(例・・・タンクトップを上半分で切ったような形のイメージです)

しかし着るタイプだと、正確に採寸できないと大きすぎてブカブカだったり、きつすぎて入らなかったりします。

作る工程も、上半身をガムテープでぐるぐる巻きにして型をとるなど、大がかりです。

 

小さい子どもは動き回るので、上半身の正確な採寸はとても出来ませんでした。

そこで、「着る」のではなく、「貼る」パーツにしました。  

これならサイズが多少大きくても小さくても、大丈夫です。

 

パーツの大きさを決める

1.新聞紙やコピー用紙などの紙を背中に当てる。

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2.作りたい大きさになるよう、背中に当てながら折っていく。

(適当で良いので背中パーツの形に似るように、ざっくり8角形にする)

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※この写真のパーツサイズは、例なので適当に作ったものです。

実際は、肩パーツや変身ベルトに当たらないようなサイズにします。

 

3.裏にテープなどを貼り、折った形をキープ。

4.その形をコピー用紙に写す。

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5.ざっくりしたデザインを描く。

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 6.切って背中に当ててみて、パーツをつけた姿をイメージする。

大きさに違和感がないか確認。

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型紙を作る

1.大きさがちょうど良ければ、再度コピー用紙に8角形を写す。

大体その大きさになるように、ちゃんとしたデザインを描きこむ。

(上記、作業4と5のイメージ)

 

※この8角形を作ったのは、これにピッタリ合わせてデザインを描くためではなく、大きさの目安とするためです。

デザインを描くと8角形のラインからところどころはみ出したり小さかったりしますが、それで大丈夫です。資料をよく見ながら描いていきます。

※パーツ3の下の部分は尖っており、塗装すると硬くなります。

小さいお子さんで心配な場合は、角を少し丸くした方が良いです。

※私は反転させて左右対称に作りたかったので、縦半分に割った右部分だけ描きました。

 

2.工作用紙に写す。

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 (写真左側、パーツ2の上部がパーツ3に少し重なったデザインになっていますが、実際は重ねずに作りました。重なっているのはパーツ2と3の中央部分のみです)

コスプレボードに写す

ボードは10mm厚を使用します。

写すときの注意

出来上がったとき、パーツ2とパーツ3の中央は少し重なっています。

重なった状態でデザインを描いているので、この型紙をそのままコスプレボードに写すと失敗します!

 

パーツは重ねず、バラバラにした状態でボードに写します。(こんなイメージ)

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重なった部分はどう写したかというと、線の一部を切り抜きました。

赤い線の横、黒い線に見えるところは細長い穴が開いた状態です。

穴に細いペンを差し込んで線を描き、足りないところは直接コスプレボードに線を描いて繋げます。

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左側の赤い線が、切り抜いた穴から描いた部分。

線が足りない部分があるので、描き足します。(右側、青い線の部分)

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線が描けたら、コスプレボードを切り抜きます。

私は出来る部分だけですが、ほぼ全周囲をななめ切りにしました。

 

大根の煮物を作るとき、面取りという作業がありますよね。

あんな感じで、角を落としました。

その方が何となく見栄えすると思ったからです。

見栄えの問題なので、しなくても大丈夫です。

 

左が角を落とさない状態、右が落とした状態です。

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塗装する

ジェッソ4回、黄色絵の具2回、造形トップ2回。

仮に組み立てる

塗料が完全に乾燥したらパーツをバランスよく配置し、裏からマスキングテープを貼って繋げます。

ポイント

パーツ2の真ん中あたりに、上からパーツ3を重ねます。

少し重ねるだけでグッと立体感が出て、仕上がりが良くなります!

 

黒い土台を作る

バラバラのパーツを繋げて1つの大きなパーツにするために、土台を作ります。

 

1.仮組みしたパーツを工作用紙に乗せ、パーツ全体の輪郭を描きとります。

赤い線で描いたところです。

パーツを繋げるためなので、下の尖っている部分までは必要ありません。

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裏側の写真

2.工作用紙に仮組みしたパーツを乗せて、大きくはみ出ているところは切ります。

 少しくらいなら目立たないので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。

ただ、下の写真の赤い線の部分(パーツ3の側面)だけはなるべくピッタリ合わせた方が良いです。

ここが大きくはみ出していると目につきやすいですし、小さすぎるとパーツの脱着時に負荷がかかって破損しやすいです。

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3.コスプレボード5㎜に写し、切り出します。

4.黒い布を、G10ボンドで全面(表・裏・側面)に貼ります。

土台が白いコスプレボードのままだと目立ってしまうので、黒くして背中になじませるためです。

 

黒い布について

よく伸びて上衣シャツと似たような質感の布だと、目立たないので理想的です。

(私はたまたま黒い合皮の裏側がシャツと同じような素材だったので、合皮の裏側を表にして貼りました)

質感が似たような布がなければ、他の黒い布でも、黒く塗装するでも良いかと思います。

布なら貼る前にシャツに重ねてみたり、塗装なら試しにボードの端材を塗ってシャツと見比べ、目立ってしまうかどうか確認しておくと良いです。

 

組み立てる 

1.黄色いパーツをG17ボンドで土台に貼る。

(パーツ2と3の重なっている箇所もG17ボンドで接着します)

2.土台の裏側に、面ファスナーをG17ボンドで貼る。

(ふわふわのメス側を土台側に貼り、チクチクしたオス側は後でシャツに縫いつける)

 

これで背中パーツは完成です。お疲れさまでした!